小さいお財布が欲しいけど、気に入ったデザインのものが見つからない…
普段小さいバッグを使っているから、小さいお財布が欲しい
キャッシュレス決済が増えたから大きなお財布は邪魔…
そして、
物作り欲がムンムンしている方、レザークラフトに挑戦してみませんか?
自分好みのデザインの物を作れて、ブランド物を買うよりも安上がりで、おうち時間を楽しめるし、いいことだらけですよ(ㆁωㆁ*)
作りたいお財布
・カードは最低6枚は入れたい
・折りたたみも長財布も嫌だ
・小銭は外ポケットのファスナー式がいい
・お札は二つ折りで収納できるようにしたい
ずっとこんな感じのものを探していましたが、見つけきれず自分で作ることにしました。
可愛い要素は少ないですが、スタイリッシュで持ち運びにとても便利です!
必要な道具とかかった費用
レザークラフトは初めてだったので道具は全て1から揃えましたが、レザー含め2万円弱で購入できました!
レザー
一番のメインのレザー。
どんな色にするか、自分で染めるのか、などによっても選ぶものが違ってくると思いますが、早くお財布を作りたかったので、レザーを取り扱っているお店で購入すればまず間違いはないかなと思い「レザーマート」さんでこちらのレザーを購入しました。
土台となる部分は厚さ2mm、カードポケットなどの部分は厚さ1mmと2種類用意しました。
色は茶色で、想像していたキャメル色そのままでした!
・レザー(厚さ2mm) 30cm×30cm(半分の大きさでも足ります)
・レザー(厚さ1mm) 30cm×30cm(半分の大きさでも足ります)
工具類
いろんなサイトを訪問してみて、
「この工具はあってもなくても大丈夫」とか
「これは100円ショップの商品で代用できます」
などと買いてあるのを見たのですが、いかんせん素人なので失敗した時に道具のせいで…と思いたくないので、必要な工具を揃えてみました。
一応、初心者セットで道具一式で購入できるものもあります。
個人的には使わないものもあるから個別で買った方が安いとは思いますが、「安く買いたい!」と探すのは結構手間だったりもするので、面倒臭がりな方は工具セットを買うのも手っ取り早いですね。
革の裏面とか切り端を綺麗に磨くために使った道具がこちら。
①菱目打ち(4本目)
②菱目打ち(2本目)
革は普通の布と違って硬いため、手縫いするためにあらかじめ縫うための穴を開けておくための道具です。
直線が長いところは縫穴ラインを真っ直ぐにするために4本目で、スペースが狭いところや穴の数を調整する必要があるところは2本目や1本目の菱目打ち、と使い分けると良いです。
③丸ギリ
レザーに下書きの線をつけるときに使いました。
あとは、他の工具にレザーのかすが挟まった時にも使いました笑
④コバ磨き棒
⑦ガラス板
レザーの裁断面や裏面を磨く時に使います。
正直、なくてもなんとかなったやつかと思います。。
Tシャツの切れ端で磨いている動画とかもみたので、それでいいのだと思います。
ただ、コバ磨き棒もガラス板も使うとかっこいいです。
⑤ステッチンググルーバー
菱目打ちする前に、縫いシロに溝を作るための道具です。
この線を元に菱目打ちをすると縫った線が真っ直ぐになりますし、糸が溝に埋まるので糸がボコボコしないし摩擦を受けにくいのでボサボサになりにくくなるようです。
⑥ヘリ落とし
革の角を落とすための道具です。
角とって磨くことで、仕上がりが段違いにカッコよくなります!
⑧ゴム板
菱目打ちする時に下敷きにするものです。
ゴム板という名前ですが、カチカチの硬いマットです。
カッターマットのなどの上で菱目打ちをしたらマットがすぐにボロボロになってしまうので、小さいサイズでいいので買った方がいいです。
⑨カッターマット
A4サイズで500円くらいで買えます。
切れてもよければマットにするのは何でもいいやって思っていましたが、カッターマットあると全然違います。
マットを適当なものにすると、カッターの刃が持っていかれて真っ直ぐ切ることができなくて失敗する確率が上がります。
⑩ヘラ
ノリを塗る時に使うものです。
まぁこれも似たような形状のものが何かあればそれでいいと思います。
レザークラフトでは革の端っこに糊付けすることが多いので、ヘラ状のものが一番塗りやすいですね。
⑪トコ磨き剤
革の裏面や切り端のケバケバをきれいにするための物です。
トコノール・トコフィニッシュ・CMCなどよく聞きますが、私はトコフィニッシュを買いました。
トコノールを買おうと思っていましたが、粉末タイプで自分で水で溶かすパターンのようです。
トコフィニッシュはジェル状でそのまま使えるので、面倒臭がりな方にはこっちがよいです。
⑫皮革用ボンド
「ゴムのり」というやつを買おうと思っていましたが、使用上の注意が物々しかったのでちょっと不安になってこちらのボンドにしました。
ゴムのりを使ったことがないので比較しようがないのですが、こちらのボンドでも接着力は十分ありますし不足していると思う点はなかったです!
①菱目打ち(4本目)
②菱目打ち(2本目)
③丸ギリ
④コバ磨き棒
⑤ステッチンググルーバー
⑥ヘリ落とし
⑦ガラス板
⑧ゴム板
⑨カッターマット
⑩ヘラ
⑪トコ磨き剤
⑫皮革用ボンド
針・糸・装飾(ファスナー)
針と糸は安定のクラフト社さんのものを購入しました。
糸はたくさん色もあるので、レザーに合うものがきっと見つかりますよ。
ファスナーは手芸屋さんやホームセンターなどで100円以下で買えます。
【買わなかったもの】
・革切りナイフ → カッターで十分
・型紙用紙 → カレンダーの裏になんとなく書いたやつをそのまま使用
・下書き用の銀ペン → ペンがなくても丸キリで傷つけるやり方でいける
・ハンマー → 木製ではなかったけど音を気にしなければOK
お財布を作る工程
型紙を作る
本当は厚紙とか厚紙の方眼用紙で作ると、完成品の仕上がりも格段に変わってくるのでしょうが、とりあえずカレンダーの裏側にパーツを書いて、それをカッターで切り取って使ってみました。
同じ大きさのパーツが多かったので、型紙これだけですみました!
裏面のファスナー部分の作り方はなかなかネットで見つけられず、小銭いれの部分は想像で作っています(汗)
型紙を元にレザーを裁断する
型紙をレザーの表面に置いて、丸ギリでレザーに線を書いていきます。
丸ギリで軽く型紙周りをなぞるだけで、こんな感じに下書きができます。
これは2mmの厚さのレザーですが、カッターで切ると表面だけ切れてしまうことがあります。
レザー用のナイフならこうはならないと思いますが、カッターだけでもなんとかきれいに裁断できました。
裏面や切り端の処理をする
裁断後、パーツのヘリを裏面・表面両方とも全て落としました。
この段階ではなんかちょっと汚いですね。。
このあと、トコフィニッシュをいらない布でレザーの裏面と切り端にぬって、ケバケバをきれいにしていきます。
切り端はコバ磨き棒で、裏面はガラス板を使って伸ばしています。
奥側のレザーがトコ磨き後の切り端ですが、ツヤツヤつるつるになってますよね(ㆁωㆁ*)
パーツをボンドで仮止めする
菱目打ちをする前に、ボンドで仮止めをしておくとレザー同士がずれることがないので、縫う前にボンドでくっつけておきます。
ボンドで止めたあと剥がそうとすると、レザーも剥がれてしまうので貼り間違えないように気をつけましょう!
縫うための穴を開ける
穴を開ける前に、ステッチンググルーバーで縫う箇所に溝を掘っていきます。
ラインがあることで真っ直ぐ縫い穴を開けることができ、糸がラインに埋もれるので仕上がりがきれいになります(*’▽’*)
菱目打ちは思うてる3倍くらい思いっきりやって良いかと!
※結構大きな音がするので、時間帯にはご注意です※
しっかり穴を開けておかないと縫うときに苦労するので、思うてる3倍で!
縫い合わせる
あとは各パーツをひたすら縫い合わせていきます。
ファスナーは10cmのものに合わせて、切り込みを入れて縫い合わせました。
縫い合わせる作業は黙々と進められるので一番楽しかったかもしれないです(ㆁωㆁ*)
完成品
こちらが完成品です!
小銭入れ側は縫い目が結構ガタガタになってしまいました( ;∀;)
中央のメインのレザーが2mm、カードポケットと、小銭入れのファスナーをつけたレザーが1mm。
外周は全部で4枚のレザーが重なっていたので(2mm×2、1mm×2で6mmの厚さ)、表から見ると真っ直ぐなのに裏から見るとガタガタ…という解せぬ状況になってしまいました。。
小銭入れは、同じ大きさの2mmと1mmのレザーを貼り付け作りましたが、まぁ使いやすいことはないですね(´・ω・`)
全体的にはめちゃくちゃコンパクトになって、求めていたスタイリッシュなお財布になって大満足です!
おわりに
レザークラフトはハードル高いイメージでしたが、ハマる人の気持ちが分かりました!
極めるにはまだまだ経験値が必要だと思いますが、革がカッコいいのでそれなりの物に見えるのがいいですよね。
思ったよりも道具にお金もかからなかったですし、一度道具を買ってしまえば後はレザーや糸を調達するだけなのでいい趣味だなと思います!
レザー小物自体が大人っぽくておしゃれですし、ぜひ色々作ってみてください(ㆁωㆁ*)