手先が器用じゃないとハンドメイドで物を作るのは難しいのでは?
ハンドメイド作家の方たちをみると、「器用だな〜」「センスがあるな〜」と思ってしまい、大雑把な自分には難しいのではないか、と不安になってしまいますよね。
そんな不安を解消できるように、トートバッグ作りで失敗してしまったことや気をつけたいポイントをお伝えできればと思います(*´∀`*)
大雑把な性格で初めてのトートバッグ作りでしたが、1日で完成できました!
作りたいものを決めよう
まずはどんなものが作りたいかを探してみましょう。
インターネットで探しても良いですし、手芸屋さんなどで売っている型紙を購入してみても良いですね。
Pandora Houseさんでは無料で手作りレシピを公開してくださっています!
型紙がなくてもレシピを見ながら作れるのでとってもありがたいサイトです♪
私は図書館でこちらの本を借りて、その中からトートバッグを選びました。
図書館で借りた本に付いている型紙は、そのまま使えない場合がほとんどなので、自分で購入した型紙に写す必要があります。
型紙と同じ寸法で直接布地に印をつけていけば良いので、型紙は必須ではないのです。
必要なものを準備しよう
そもそも何がどのくらい必要なのかが未知数だと思うので、今回トートバッグを作るために使用したものを全てご紹介したいと思います!
バッグ本体の『布』
作るバッグの種類によって布の種類が異なってきますが、初めて聞く布の種類は全然ピンとこないですよね?
思っていたのと違った、となるのを防ぐためにも、一度お店で布を見て触り心地や厚さを確認してみると良いと思います。
私が作ろうとしたトートバッグは「帆布(はんぷ)8号」という布を使うと書いてありましたが、調べてみると、「○号」という数字が小さいほど布が厚いようです。
お店でそのまま購入できれば良いですが、ネットでは色のバリエーションが多かったりするので、両方見てから購入することをオススメします。
帆布は特に厚めですし布を何枚も重ねて縫う部分も多いので、口コミも確認して「家庭用ミシンでも縫えました」という書き込みがあるかもチェックしてみると良いと思います。
そして、布の横と縦を間違えないようにしましょう!
縦と横どっちでも一緒では?と思っていましたが、縦方向は伸びにくく、横方向は伸びやすいようです。
例えば、幅100cm・長さ130cmの布が必要なのに、幅130cm・長さ100cmの布を買ってしまっては仕上がりのきれいさが変わってきてしまうそうです。
裏地の『布』
裏地は柄物が良かったので、可愛いな~と思った普通の布を購入しました。
作り方の本には「綿厚織79号」と記載があり調べてみたところ、11号帆布より細い糸番手の布と書いてありました。表地より薄い帆布の布って感じですかね。
柄物を選ぶ場合は、上下がひっくり返ってもいいような柄だと柄の向きなど気にしなくていいので作りやすいですよ。
私が購入した布だと、片方は正面を向いていますが、片方は逆さまになってしまったので…。
布のシワを伸ばす『アイロン』
布にたたみじわなどがある場合は、最初にアイロンをかける必要があります。
シワがあるままだと、下書きするときの線がずれたり、きれいに裁断できなかったり、出来上がったものがシワシワになってしまうので、最初にアイロンをかけましょう。
アイロンは念の為に布の裏面にかけるのが良いです!
私が購入した帆布8号や裏地の布スチームありの高温でアイロンしても大丈夫でしたが、布の種類によっては布がテカってしまったり、アイロンが古くて変なシミがついてしまったり、、ということもあるので、念の為です。
布に下書きする時に必要な『ものさし』『チャコペン』
布に下書きをするために、ものさしとチャコペンが必須です!
ものさしは、普通の定規とかでも構わないですが、できれば30cm以上の長さがあると使いやすいです。
今回作ったトートバックでは95cm、50cmなどの線を引く必要があったので、15cmくらいの定規だと線が途中でずれてしまったり、一気に線を引けずに面倒くさかったりします(´・ω・`)
また、95cmなど長い線を測る時は、メジャーがあると一気に長さを測れるので便利でした。
チャコペンに関しては、洗濯したら消えるものや時間が立つと自然に消えるペンなどの優れものも売っています。
布の色とペンの色の相性もよく確認しましょう!
ネイビーの布を購入し、ピンクのペンなら見えると思いましたが、全く見えませんでした(´;ω;`)
色が濃い布の場合は、銀色や白など明るい色のペンシルがオススメですね。
布や糸を切るのに必要な『裁ちばさみ』『糸切りばさみ』
小学校の時のお裁縫箱にも「裁ちばさみ」「糸切りバサミ」があると思いますが、もし持っていない方は普通のハサミではなく専用のハサミを用意しましょう。
普通のハサミで切れないこともないですが、何よりもキレイに切れますし布やハサミへのダメージも少ないです。
裁ちばさみはもちろん布用なので、めちゃくちゃキレイにさくさくと気持ちよく切れますよ!
縫うための『ミシン』『ミシン糸』『ミシン針』『ボビン』
最終的に縫うためににはミシンが必要ですね。
我が家で使用しているミシンはこちらです。
普通の家庭用ミシンですが、帆布8号の布が5枚くらい重なったところも問題なく縫えました!
布の種類によってミシン針も太いものにする必要があるようで、帆布8号の布を縫うためにミシン針14号、ミシン糸#30のものを購入しました。
ミシン針は番号がおおきいほど太く、ミシン糸は数字が小さいほど太い糸のようです。
ステッチのように目立つ色の糸にしようかな♪なんて考えていましたが、キレイに真っ直ぐ縫うのは簡単ではないので、初心者の方は表の布と同じ色の糸を選ぶことをおすすめします。
糸は100m巻のものがほとんどですが、バッグ1つ作るだけなら100mあれば十分なので1つ買えば大丈夫です。
そして、ミシンで縫うには下糸用に「ボビン」が必要になります。買ってきたミシン糸をボビンに巻きつけて下糸用にセットしないと使えないのでお忘れなく!
金属製のものやプラスチック製のものがあり、ミシンとの相性もあると思いますが我が家のミシンだとプラスチック製のボビンの方が使いやすかったです。(金属製のものは糸が滑ってうまく使えないことがありました…)
あったほうが便利な『糸ほどき』『クリップ』『布用両面テープ』
絶対にないといけないわけではないですが、あったほうが1000倍くらい作業が捗ります。
まず「糸ほどき」ですが、ミシンで間違えた箇所を縫ってしまったときに、縫い目がとても細かいので糸ほどきがないとほどくのに苦戦します。
糸切りハサミなどで解こうとすると布を痛めてしまうので、糸ほどきがあったほうが良いです。
そして、「クリップ」と「布用両面テープ」に関しては、厚手の布を使う場合にはあるとかなり重宝します。
布が分厚いとまち針が刺さらないことがあるので、クリップで仮止めしたり、布用両面テープで固定しておく、縫い合わせるときに布がずれるのを防ぐことができます。
仮止めクリップに関しては、家に似たようなクリップがあればなんでもいいと思います!
・本体の布
・裏地の布
・チャコペン、定規(30cm定規とメジャー)
・アイロン
・裁ちバサミ、糸切りバサミ
・ミシン、ミシン針、ミシン糸、ボビン
・糸ほどき、クリップ、布用両面テープ
作業工程の注意ポイント
必要なものの準備ができたら、後は布を切って縫い付けていくだけです。
失敗しないように、それぞれの工程を慎重にこなしていきましょう!
下書きする時に直線になるように
布の横はキレイに処理されていますが、上下は裁断されているので生地が斜めに切られていたり、デコボコしていたりします。
ですので、上下の直線を引くときは、布の織目をじっくり見ながら、織目に沿って横線を引いていくとまっすぐ線を引くことができます。
そもそも裁断する線がずれてしまうとキレイに縫い合わせられなくなるので、丁寧に作業しましょう。
きれいに下書きをして、裁断するだけでもかなりの達成感です!
布がずれないように縫う
布を重ねて縫うところがたくさんありますが、出だしはきれいに布が重なっていたのに、縫っていくうちに布がずれている…ということがあります。
布自体が伸び縮みしますし、ちょっとのずれを放っておくと最終的にものすごくずれてしまうこともあります。
面倒くさがらずに、細かくまち針で止める、クリップでしっかり止める、両面テープで固定する、などしっかり下準備をしてから縫い進めていきましょう。
仮止めを適当にやってしまうと、こんなにズレてしまうこともあります(汗)
途中でボビンの糸がなくなる時がくる
下糸をボビンに巻きつけていますが、巻きつける長さにも限界があるので途中でなくなってしまいます。
長い直線を縫っている途中で下糸がなくなってしまうとものすごく焦ってしまいますが、またボビンに糸を巻きつけて、糸が切れたところから1cmほど重なって縫い始めたら問題ないです!
下糸の残りを見ながら、そろそろなくなるかもな…と心の準備をしておきましょう。
おわりに
初めてだと準備するものが多いな〜と感じるかもしれませんが、一度揃えてしまえば後はいつでも楽に手作り作品が作れますよ♪
私の下手くそバッグは約5時間で完成して「もっと何か作りたい!」「もっと上手に作りたい」と欲が湧いてきています(ㆁωㆁ*)
ぜひ初めてのトートバッグ作りを楽しんでいただけたらと思います!